• "国際障害者年"(/)
ツイート シェア
  1. 岐阜市議会 1982-03-20
    昭和57年第1回定例会(第6日目) 本文 開催日:1982-03-20


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 昭和57年第1回定例会(第6日目) 本文 1982-03-20 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 26 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長神山 栄君) 530頁 選択 2 : ◯議長神山 栄君) 531頁 選択 3 : ◯議長神山 栄君) 531頁 選択 4 : ◯議長神山 栄君) 531頁 選択 5 : ◯十三番(市川尚子君) 531頁 選択 6 : ◯議長神山 栄君) 545頁 選択 7 : ◯市長蒔田 浩君) 545頁 選択 8 : ◯議長神山 栄君) 545頁 選択 9 : ◯教育長橋詰俊郎君) 546頁 選択 10 : ◯議長神山 栄君) 548頁 選択 11 : ◯都市計画部長近藤直彦君) 548頁 選択 12 : ◯議長神山 栄君) 553頁 選択 13 : ◯福祉部長高橋 寿君) 553頁 選択 14 : ◯議長神山 栄君) 554頁 選択 15 : ◯衛生部長高橋 豊君) 554頁 選択 16 : ◯議長神山 栄君) 555頁 選択 17 : ◯十三番(市川尚子君) 555頁 選択 18 : ◯議長神山 栄君) 560頁 選択 19 : ◯市長蒔田 浩君) 561頁 選択 20 : ◯議長神山 栄君) 561頁 選択 21 : ◯教育長橋詰俊郎君) 561頁 選択 22 : ◯議長神山 栄君) 562頁 選択 23 : ◯都市計画部長近藤直彦君) 562頁 選択 24 : ◯議長神山 栄君) 562頁 選択 25 : ◯議長神山 栄君) 562頁 選択 26 : ◯議長神山 栄君) 571頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  議   午前十時九分 開  議 ◯議長神山 栄君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長神山 栄君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において二十二番野村容子君、二十三番松尾一子君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第二 第一号議案から第五十八 第五十七号議案まで 3: ◯議長神山 栄君) 日程第二、第一号議案から日程第五十八、第五十七号議案まで、以上五十七件を一括して議題といたします。            ─────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ───────────────── 4: ◯議長神山 栄君) 昨日に引き続き質疑を続行いたします。十三番、市川尚子君。     〔市川尚子君登壇〕(拍手) 5: ◯十三番(市川尚子君) おはようございます。お許しをいただきましたので、三月定例会最終質問者として、以下順次質問をいたしてまいりたいと思います。  まず最初に、教育長にお尋ねをいたしたいと思います。  五十七年度岐阜市予算一般会計総額に占める教育費の構成比は一七・八七%と、二〇%を大きく下回っております。地財危機と言われましたあの五十年度決算においても、大きな学校建設はなかったのに一二・〇九%、五十一年度で二〇・五一%、五十二年度で二三・六一%、五十三年度から五十五年度にかけては小学校の学校建設面積が大幅にふえたにもかかわらず、五十三年度では二二・三九%、五十四年度二一・九一%、五十五年度二一・五八%と下降傾向をたどりまして、五十六年度決算見込みでは一九・八一%、五十七年度当初予算では先ほど申し上げましたように一七・八七%となっているのであります。この下降傾向の数年を振り返ってみますときに、学校現場からは、事務用品費や修理費、教材費が伸びない、学校における自由裁量権がなさ過ぎる、予算が不足する、締めつけが厳しいという声をよく聞いてきたのであります。一方で、子供たちに還元をされるという理由で応益負担が強化をされ、教材費や給食費の父兄負担も増加をしてまいりました。またPTA予算から事務消耗品費や事務費等、学校によっては多少のばらつきがあるとは聞いておりますけれども、学校予算の不足する部分でPTA予算から学校への吸い上げがあると聞いてもおります。一般的に総予算に占める教育費の割合は二〇%を割ってはいけないと言われ、その二〇%の攻防がその市町村の教育に対するバロメーターの一つとも言われているのであります。特に今日青少年育成の問題や教育現場に派生する種々な問題点が多い中で、学校建設や整備がほぼ済んだとはいいながら、あるいは大型プロジェクト事業が重なったからといって、二〇%を大きく下回ったことしの当初予算編成は大変厳しい予算措置だと言わざるを得ないのであります。こうした観点に立って、私は次の諸点について教育長にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一点は、岐阜市の教育のバロメーターとも言われるこの教育予算が二〇%を大きく割っていることに対して、教育長はどのように考えられているのか。
     市長の施政方針で常に言われますけれども、より安く、より効果的というだけで本来の教育の目的が達成されるとお考えなのかどうか。教育のあらゆる分野での充実こそ必要とされる、あるいは求められる時代でありますだけに、第一の質問をいたしたいと思います。  第二点目は、本議場でいろんな角度から議論を呼びました性格診断テストの予算化であります。  校長会の中にあります青少年問題特別委員会が非行の実態とその原因、対策について審議をされ、今日の対症療法的なものに終わっている非行化対策について、視点を変えて抜本的に体質の改善ができないかという立場で協議をされ、九月三十日、校長会の要望の重要なポイントの一つとして性格診断テストの予算化が求められたのであります。校長会の要望書は私も何回か目を通さしていただいておりますけれども、今日まで長年にわたって要望され続けてきた幾つかの問題点があるわけです。さきにも申し述べましたように、備品費や消耗品費、修繕費、原材料費の増額、運動場の整備や中学校体育における格技室の整備、あるいは中学校部活動の育成や派遣費の増額等々数を挙げれば限りない多くの要求が出され、これは、とりもなおさず教育現場で直接児童生徒に接し、よりよい教育環境づくりのための肉体的、精神的、経済的条件を整えるための要求であるわけでありますが、これには十分にこたえられようとする姿勢を持たない中で、父母の間にも現場教師の間にも大きな不安と疑問が持たれている性格診断テストを即予算化されているのであります。確かに金額的にはそんなに多くはないと言われるかもしれませんが、しかし、これの持つ意味は相当に重要な問題点があり、しかも、この資料を見てまいりますと、予算編成後において職員会に提案し、共通理解を図る方針だというふうに言われているわけであります。この議場でも議論されましたように、学校によってあるいは地域によって自由裁量権のある予算化ならいざ知らず、一方的に校長会や生徒指導委員会の方針に沿って全市一斉、しかも画一的に実施をしようとする、予算を取ってからその活用や利用方法を十分調査研究するということは、本来の教育そのものをもゆがめかねない危険性を持っているわけであります。「非行化に対して余りにも現在の教育は無力である。教育があれば非行はあり得ない。」と、ある現場教師は言っておりましたけれども、私の手元にあります文部省の生徒指導資料によりましても、生徒に対する学校の基本姿勢は愛情と説諭しかなく、問題ごとに全教師の共通理解と学校組織挙げての問題点克服への努力あるのみと指導をしているわけであります。ペーパーテストをする以前にもっとやるべきことがありはしないのか。今日の学校社会における上から下への完全な管理体制が強化をされていった中での校長会の要望、即全額予算措置をする、このことに対して私は市教委の主体性のなさこそ問題指摘せざるを得ないのであります。その点について第二の質問といたします。  第三点目は、父母負担についてであります。  校長会の要望にもありますように、学校事務消耗品費の不十分さは長年指摘をされ続けてまいりました。本年当初、小学校・中学校費における児童生徒の一人当たり費用は、わずかの伸びかまたは減少であります。いま、ある小学校の二学期における学習費の会計報告がここに、手元にあるわけであります。ペン先、原稿用紙、マジック、学級グラフ用紙、中質紙、紙粘土、セロテープ、スタンプ台、修整液、のり、セメダイン、輪ゴム、こんなものまで学習費として徴収をされる父母負担の中にあるわけであります。学校で教育に使う、たとえば修学旅行費だとかアルバム代は自分が持ち帰るものでありますけれども、しかし、こうしたほんのわずかな消耗品費でさえ父母負担にかかってきているわけであります。一体、この現実を教育予算の中に照らしてどのようにお考えになるのか、お伺いをいたしておきたいと思います。  また、PTA会費についてでありますけれども、よりよいPTA活動の促進のために、それぞれ各学校において口数を割り当て、あるいは申請をしていただき、会費を徴収し、運営がなされているわけであります。私はここに資料を持っておりますけれども、このPTA会計の中から相当の事務用品費や消耗品費が学校へ吸い上げられているやに聞いております。この予算は学校内の事務預かりのようなかっこうになっておりまして、岐阜市が行っているようなややこしい集中方式による決裁の必要もないということから、安易に使われているというふうにお話を伺っているところもあるわけであります。また、このPTA予算の決算書等を見てみますと、PTA会費の五分の一も人件費名目で事務員手当を出しているところもあるわけであります。私が調べたところによりますと、相当数の学校でPTA予算の中から人件費、事務員費あるいは学校協力費等が支出をされているわけであります。これは一体どういうことなのでしょう。必要な事務員なら当然市の予算の中で措置すべきであり、その分だけでもPTAの独自活動費に回せるでしょうし、あるいはまた必要がないとすれば父母負担がそれだけ軽減されるでしょう。教育長に第三点目のお尋ねをしておきます。  第四点目は、給食費についてであります。  現在、中学校三千五百五十円、小学校二千九百五十円でこの五十六年度は学校給食が実施されてきたわけでありますけれども、五十七年度も給食費の値上げをしない方針が打ち出されておるようであります。この物価上昇の激しい時代にせめてもの慰めであり、父母にとっては大変ありがたいことではありますけれども、しかし、値上げをしないことが給食の質の低下をさせるおそれはないのか。今日でもとかく給食の質の問題が問われておりますだけに、給食の質の低下は起こり得ないのかお尋ねをしておきます。また、この一年間、途中における給食費の値上げはないのかどうか、あわせてお尋ねをしておきます。  さらに給食に関しまして、二点お尋ねをしておきます。特に大規模校を中心にいたしまして給食の食べ残し、残菜量が非常に多いように見受けられます。私もかつて本議場におきましてこの残菜の処分の問題につきまして質問をしてきたわけでありますけれども、一向に残菜が減る傾向にはないようであります。パンの残量も非常に多く、かつては養豚業者の方に取りにきていただいたわけでありますけれども、御承知のように今日では養豚業者の方も買った飼料でお育てになっており、あるいは労力が非常に要求される残菜集めはおやりになっている業者が非常に少なくなっているわけであります。子供たちが給食を十分食べ切っていない。一体これは何が原因なのか。親は給食費を払って、栄養価の十分計算された給食を食べてきているというふうに思っているのに、中学校では女子を中心にパンの残量が非常に多いなど、ずいぶんむだな実態にあるわけであります。この点について、教育長はどのようにお考えになっているのか、お尋ねをしておきたいと思います。  続いて、味の素の使用についてであります。岐阜市は今日もなお学校給食に味の素の使用を認めているわけであります。皆様も御承知のように、骨折しやすい子供が多い実態からも、あるいはまた多くの市民団体から指摘をされております危険性の問題の上からも、味の素の使用にかえて魚粉や煮干し類の使用をすべきと考えるわけですが、いかがお考えでしょうか。岐阜県内におきましても味の素を学校給食から完全に追放しました市町村もあるわけであります。教育長にお尋ねをしておきます。  最後に、学校の常備薬について教育長にお尋ねをしておきたいと思います。  最近、朝食をとらないで学校へ出かける生徒が多く、よく午前中に腹痛を訴えて保健室を訪ねる児童生徒が多いというふうに報告をされております。ある学校の養護教員は薬よりパンや牛乳を用意しておいて、子供の様子を見、それを与えると途端に元気になって教室へ帰っていく子供がいるというふうに報告もされております。私は、こんな実態から、それでは各学校で常備薬がどんな使われ方をしているか調査を依頼したわけであります。もちろん市教委の御報告では、学校薬剤師会というのがありまして、その指導を受けておやりになっているはずであります。市教委の方針も、子供の様子を見、できる限り専門医の診断を受けるようにとのことでありますが、軽度のものについては常備薬もこの実態を見ますと多く使われているようであります。内服薬で最も多いのは整腸剤であります。私が調べました内服薬の種類では十三種類あるわけでありますけれども、その中でも、新三共胃腸薬、正露丸が圧倒的多数を占めておりました。私はここで、使用量の多いこの二つの薬の中で正露丸の危険性について申し上げて、学校常備薬の中から追放していただきたいと要求をするものであります。もともとこの薬の歴史を聞いてみますと、日露戦争当時、抗生物質のなかった時代に開発をされた薬だそうであります。今日では正露丸のせいの字は正しいという文字が使われておりますけれども、戦前はいわゆる征伐の征、つまりロシアを征伐する薬だという意味でつくられたというふうにも聞いているわけであります。この薬の主成分が何かは皆さんも御承知だと思いますが、このクレオソートの主成分でありますフェノール、つまり石炭酸は、皮膚や粘膜に触れると無制限に体内に浸透し、神経を麻痺させる恐ろしいものであります。だからこそ、腹痛や歯痛、それをとめるのに使われているわけであります。このフェノールは、一九五九年にアメリカにおいて揮発性発がん促進因子を持っているものとして明らかにされ、諸外国ではすでに規制をされている薬であります。かつて皆さんもテレビを見られて、正露丸のテレビコマーシャルがあったはずでありますけれども、ここ数年正露丸のテレビコマーシャルは消えているというふうに思います。このことからも、こうした問題点が業界の自粛によって行われているというふうにも見るわけでありますが、ある東大講師の報告によりますと、このクレオソート丸を常時服用していた人が直腸がんで亡くなったという事例も言われております。私はこうしたことから、いま学校で安易に常備薬として与えられているこうした薬品類をもう一度見直し、点検をし、子供たちの安全や健康の立場からやめさせるべきものは即座にやめさせるべきだというふうに考えるわけであります。教育長にどのようにお考えなのか、この点、お尋ねをいたしておきたいと思います。  次に、都市計画部長にお尋ねをいたしたいと思います。島土地区画整理事業は、五十二年百二十五億の総事業費で出発をしたわけでありますが、残る計画年度内に完了しないとして、五十七年度事業計画の変更が予定をされております。今回の事業計画の変更は、大幅に換地計画の変更などはないというふうに考えられ、ポイントは総事業費額と予定計画年度であろうと思います。  そこで、都市計画部長にお尋ねをするわけでありますが、第一の質問は、五十六年度末、今日までの事業計画における仮換地指定と工事量、そして執行予算についてであります。  第二の質問は、いまのままの進捗状態でいけば、残る五十七年度から六十年度の計画年度内に仮換地指定と工事量、執行予算はどの程度になるかであります。  第三の質問は、事業計画の変更の見通しは何年を計画年度とするのか、また総事業費は総額幾らになっていくのか。  第四の質問は、行革や補助事業の見直しの中で三分の二の補助率が完全に今後とも確保をされていくのかどうか。五十七年度当初予算でいけば、六億三千万円の三分の二の補助率でありますけれども、仮にこの三分の二の補助率が確保されても、総工事量が抑えられていくようなことはないのかどうかであります。また、市債の補助率が本年六〇%から三〇%に引き下げられ、市債や繰入金もその分だけ増額をされたと精読では説明をされておりましたが、プロジェクト事業元年だというふうに新聞にも報道されておりましたけれども、岐阜市の大プロジェクト事業がひしめく中で、今日までおくれにおくれた島土地区画整理事業が見直しの年度内に完了できるかどうか、やり抜く決意があるのかどうかお尋ねをしておきます。  第五点目のお尋ねは、保留地処分についてであります。五十六年度から起債の償還が始まり、保留地の処分も行われてまいりまして、特に五十七年度当初では前年度より大幅な処分収入が見込まれているわけであります。さて、五十五、五十六年度で今日まで保留地処分されました単価の一覧表を資料として提出をしていただいたわけであります。環状線を中心とした、いわばつけ保留地に類するものの処分がほとんどでありますけれども、たとえば、五十五年度高圧線の鉄塔敷で平米九万八千二百四十四円、同じ鉄塔敷で安いところで六万九千九百三十五円、個人宅地では高いところで九万八千百六十八円、安いところでも七万一千六百八円、五十六年度では恵光学園用地が面積的にも二千二百五十七平米余あるわけでありますけれども、これが六万八千八十四円でありました。これに対して、この恵光学園用地とそれほど遠くはない一般宅地でありますけれども九万九千三円、あるいはまた安いところでは七万六千百九十九円となっているわけであります。保留地単価は、鑑定評価ベースあるいは時点修正、実際の付近地売買実例を対象に評価委員会が決定をされるというふうに聞いておりますけれども、補助事業であり工事費の絡みがあるとはいえ、市が処分する土地としては余りにも市民にとって高ねの花であり、なかなか手の届くような単価ではないと言わざるを得ないわけであります。いままでに処分された宅地も全く単独で独立した土地ではなく、自分の宅地に隣接した三角地だとかのつけ保留地であり、しかも、面積的にいいましても四十六平米とか二十四平米、大きくても百八平米というような過小宅地に類したものであります。私の知っている知人も、なわ延びがありまして登記簿上の面積よりも大きな土地であったわけであります。その方が、区画整理の換地によって自分がいままで使っていた畑が保留地になったわけであります。この保留地をぜひ自分に欲しいと特別処分の要望を出されていたわけであります。しかし、現実にこの単価を聞かれまして、とても買えない、こんだけ年がいって子供も大きくなり、自分にもいろいろ予算的な問題があってとても買えないというふうに言われているわけであります。このままの状態でいけば、しかも事業計画年度が長引けば長引くほど地価評価は上昇し、特にこの付近地は上昇率の激しいところでありますし、一般市民にとってもあるいは権利者にとっても大変買いにくくなっていくのではないか、そのように考えるわけであります。こうした実態を踏まえながら、都市計画部長はいたし方ないとお考えなのか、あるいは高くなってもやむを得ないとお考えなのか、あるいはまたつけ保留地であるということから特別処分を要望している人たちに対して何かいい手だてがあるのかどうかお尋ねをしておきます。本格的に保留地処分がことしから始まりますだけにお尋ねをしておきたいと思います。  次に、仮換地指定後における分筆、合筆の登記行為についてであります。  私は、一月の終わりでしたか、仮換地指定が行われると分筆行為ができにくくなるというような話を聞きましたので、区画整理課にその旨をお尋ねいたしました。そのとき、そうらしいという程度の回答でありました。その後、地元の関係者の皆さんに、特に旦島はこの三月三十一日で大部分の土地が仮換地指定をされますだけに、仮換地指定されますと、分筆、合筆ができにくくなるから、そういう御希望の方は早目にしてくださいというふうに申し上げました。したがって、いま分筆をしたい、あるいは四月以降分筆をしたい予定の方はいま登記所で分筆、合筆等の手続を行われているわけでありますけれども、関係者にとっては大変な問題であったわけであります。私は、その後区画整理課にお願いをいたしまして、できにくくなる原因は何かをお尋ねし、岐阜地方法務局登記課長から岐阜県土木部都市住宅局都市計画課御中の文書をいただきました。これは、岐阜地方法務局登記課長から五十七年一月十九日付で県の都市計画課へいった文書であります。その後、こういう通達があったという中身が岐阜市へ連絡がありましたのが五十七年の二月十二日でありました。これによりますと、土地改良及び土地区画整理事業施行地区内の表示登記の取り扱いについてというものであります。簡単に要約をいたしますと、分筆登記あるいは地目変更の登記申請にあっては、事業施行者の証明書を添付をさせ、それぞれ便宜受理していたところでありますが、不動産の物理的な状況を公示する表示登記制度のたてまえ上相当でないと考えられるので、本年三月三十一日をもってこの取り扱いは廃止されることになったので参考までにお知らせをします、こういうものであります。ただし、この取り扱いは土地区画整理法第八十二条の代位登記に対しては制限をするものではない、否定をするものではないというふうに申し添えられているわけであります。不動産登記法八十一条の二の二項を見ますと、登記の申請には分割後の土地の地積の測量図をというふうに明記がされておりまして、一筆測量による登記を登記所は受け付けるという趣旨のものであります。したがって、仮換地が指定をされますと、現地が確認をできず、実地測量ができないために、いままで便宜的な取り扱いをしていたけれども、物理的な条件によって相当でないと考えられるので、それは受け付けませんというそういう種類のものであります。その後、区画整理課がこの問題提起を私がいたしまして、どのように対応されていったのか、お尋ねをしておきたいと思います。  たとえば、いままで袋地になっていた土地がありまして、区画整理事業によって道路へ顔を出したといたします。形もよくなったので、従前の土地を分筆をして第三者に売ろうといたしますと、三月三十一日以降は分筆も地目変更も受け付けられない、簡単に要約すれば、そういう種類のものでありますが、そのことが今後そういう取り扱いで行われるならば、その土地の権利者にとりましても、あるいはまた大きな事業費を投入をしております区画整理事業にいたしましても、換地処分が行われるまでこの行為ができないとすれば、非常に大きな問題点をつくってくる、持ち出してくる、そういうふうに私は心配をいたしておりますだけに、今後この取り扱いについてどのようにされようとしているのか、都市計画部長の見解を求めておきたいと思います。  次に、公園についてお尋ねをいたしたいと思います。  三月二十九日、北野ファミリーパークサッカー場兼ラグビー場が開設をされ、竣工式が行われるようであります。このサッカー場は、関係者のグラウンドが欲しいという長年の要望に市長がこたえたものの一つでありますけれども、この四月から有料制ということであります。応益負担、応能負担が強化をされていく中で、御多分に漏れず有料化が提案されているわけでありますが、あの地的条件から言いますと、都心部からも相当の遠距離であること、しかも開設はされたといいながら、トイレもなくあるいはとりあえず簡易水道は引いたとは言われますけれども、有料制として使用していくには余りにも不十分な施設であります。まして、雨季には開発許可の関係からも、場合によっては遊水地の役割りも果たさせるというふうに報告を聞いております。協会サイドからは、スタンドがあり、いい施設というふうに太鼓判が押せるものなら有料制はともかく、堂後サッカー場と同じような施設を有料制にしていくのは問題があるのではないか、というふうに指摘をされておりますので、お尋ねをしておきたいと思います。  第二点目は、畜産センターにある市民公園は、間もなくいたしますと春の息吹の中で美しい芝生や木々の緑が深まり、市民の最高の憩いの場であります。また、少年の家を初め宿泊施設等もあり、シーズン中には多くの青少年や市民たちの憩いの場となっております。しかし、せっかくの施設も冬場は閑散としているわけであります。私は、こうした施設の年間利用の方法として、ウインタースポーツのできるグラウンドを畜産センターにつくるべきではないか。北野ファミリーパークよりは畜産センターにグラウンドがあった方が、交通の便あるいは施設のいろんな利用の面からいってより有意義であり、有効的な利用が考えられるわけでありますが、その点についてのお考えを求めておきます。なぜならば、北野ファミリーパークの構想は、最終的には畜産センターよりももっといいものをというふうに言われますけれども、しかし、北野ファミリーパークは畜産センターに類したものになるには、まだまだ相当の年月を要するだけに、当面の施設利用として、畜産センターへのグラウンド新設を求めるものでありますが、この点についてのお考えを求めておきたいと思います。  次に、市長にお尋ねをしておきます。  先般、カンピーナス市の使節団が来岐をされた折、サッカーの交流もしたいと向こうからも要望され、ブラジルのサッカーに寄せる国民的熱意と申しましょうか、そんなものを改めて感じさせられたのは私一人ではなかったかと思います。私はレセプションの折、サッカー少年団のサイン入りの色紙を、写真を載せまして、色紙とペナントをプレゼントいたしまして、使節団のアントニオ・カルロス・ザイーネさんやオズワルド・ペレイラさんから少年団の皆さんへとしてプレゼントをいただき、関係少年団の大変喜びを受けたところであります。サッカーに親しむ子供たちの、ブラジルに対するあこがれはとても強く、いつか少年団や青少年を中心にサッカー交流をして、ブラジルへ派遣をしたいあるいは自分も行ってみたい、そういう夢をふくらませているわけであります。また、私はそのとき通訳についてくださった山本ジュリオさんが本年四月にブラジルへ帰国をされ、カンピーナスではないけれども、サンパウロの日本語学校の生徒たちと交流ができるよう取り計らっていただく約束をし、先日もわざわざ城西小学校まで彼が訪ねてきてくださったわけであります。  そこで、市長にお尋ねをいたしますが、岐阜市には、外国のみならず日本リーグさえ呼べるようなサッカー場がないわけでありますが、ブラジルとの姉妹都市提携を機会に、かねてから協会サイドからも希望しておりますスタンドつき有料制で試合のできるグラウンドを計画をされてはいかがか。そのお考えについて、市長からお答えをいただきたいと思います。またあわせて、今後ブラジルやカンピーナス、サンパウロ等の交流があらゆる分野で行われるわけでありますが、そうした中へもサッカー関係者を加えていただくことはできないか。また、少年団や中、高校生の派遣をするお考えはないのか、あわせてお尋ねをしておきたいと思います。  次に、衛生部長と福祉部長に簡単にお尋ねをしておきたいと思います。  まず、福祉部長についてであります。  生活保護費と措置費が、対象件数が非常に減少したということで、この本議場でも議論されましたけれども、減額予算が組まれました。これに対しまして、交通遺児に対して激励金や図書券に追加をいたしまして、新たに小、中学校への入学支度金あるいは中学校卒業祝金が組まれております。予期もしない事故によって、父母のうちいずれかを失った子供たちにとって、その後待ち受ける生きていくための困難さははかり知れないものがあります。そんな中で、わずかであっても助けになればと、市単事業として組まれたもので、当然の措置と言えるわけであります。ただ一方、遺児には交通事故によるものばかりでなく、災害死や病死による遺児も数多くあるのであります。そのいずれも交通遺児に劣らず、厳しいこの世の中をやはり生き抜いていかなければならないわけであります。交通遺児への手が差し伸べられるならば、災害死、病没遺児にもその援護の手が差し伸べられることはできないのか。父母のいずれかを失った同じ境遇の遺児たちにも、公平に救済の手を差し伸べることはできないのか、お尋ねをしておきます。  第二点は、心身障害者の雇用についてであります。  私の知人が、療育手帳は持っていないけれども、親からの依頼で十年以上も家業の穴かがり業の仕事を手伝ってもらっているA子さんがいるわけであります。A子さんは、結婚されており、この御主人も他の同じような中小企業の縫製のお手伝いをされております。知人の話では、私がいまこの仕事をしているうちは何とかめんどうを見ることもできるが、跡継ぎもなく、自分たちも高齢になり、将来ともに仕事が続けられなくなったとき、一体この人たちはどうするだろうと、とても心配をしておられるわけであります。A子さんの親さんは、とにかく仕事をやってみえる間はお願いをします、というふうに、頭を深々と下げられ、いまそれにこたえてめんどうを見ておられるわけでありますけれども、しかし、この知人が仕事をやめたくても、必ずだれかがそばについていてあげなければ、仕事ができないというそのA子さんを見て、いま自分のやっている家業を継がせてあげることもできないというふうに心配をされているわけであります。都通の通所授産施設は独身男女、しかも二年の限度つき、夫婦の方の入所はできませんし、完全なひとり立ちはできないと言いながらも、労働能力のあるAさん夫婦のような人たちに、雇用と住居あるいは仕事の面からどのように対処をされようとしているのか、当然この議会にも障害者年特別委員会があり、そこで審議もされていくことだとは思いますけれども、こうした方たちの将来の雇用対策、生活についての福祉部の当面のお考え方をお聞かせいただきたいと思います。  最後に、衛生部長にお尋ねをするわけでありますが、議会内外でも問題があると指摘をされてまいりましたのらネコ対策について、衛生部は新規事業として、ネコの引き取り業務を有料で開始しようとされております。保健所へ持っていくと、親ネコ二百円、子ネコ百円で引き取ろうとするものであります。精読でお尋ねをいたしますと、ネコには犬のように登録制度もなく、つないでおくわけにもいかず、町を歩いていても、飼いネコかのらネコか区分もつかず、所有権の問題もあって、野犬捕獲のような方法もとれず、それとてのらネコ問題を放置することもできない。したがって、ネコを持ってきた市民には料金をいただいて処分をしようというものだというふうに説明をされております。私どもの周辺にも、最近のらネコが大変多くすみつきまして、伊自良川の堤防の横っ腹に穴を掘りまして、子供を生み育て、ときには数匹の子ネコを連れて歩いているさまは、のらネコといえども何かほほ笑ましささえ感ぜざるを得ないわけであります。しかし、のらネコを捕らまえようにも、のらネコは容易に捕らまえることができないのは御承知のとおりであります。また、飼いネコの場合にも何の理由や罪もないのに、長年かわいがってきたネコをあるいは生まれたばかりのかわいい子ネコをわざわざ処分してもらいに保健所へ持っていく行為が簡単にできるかどうか。私自身の心に照らして考えざるを得ないわけであります。ネコ交換会も別に計画をされず、有料制で持ち込ませようとするところに問題が残りはしないか。むしろ、のらネコをつくらせないために、飼いネコによる避妊手術の助成あるいは飼いネコだということを主張する首輪、もちろん犬のようなわけにはまいりませんので、布でつくったものなどで首輪をつけさせる、それによって飼いネコと主張させる、こういう指導こそもっと衛生部はしなければいけないのではないか。それ以外については、かわいそうだけれども野犬捕獲と同じような扱いにしていく方法など、有料制を実施する前の問題点として、もっと追求すべきことはありはしないか。動物愛護の立場からも、のらネコを生み出さない有効な方法を考えるべきだと私は主張しながら、衛生部長の見解を問うものであります。  以上であります。(拍手) 6: ◯議長神山 栄君) 市長、蒔田 浩君。     〔蒔田 浩君登壇〕 7: ◯市長蒔田 浩君) お答えを申し上げます。  北野ファミリーパークにつくっておりますところのサッカー場は、間もなく完成をして一般供用に開放することになります。このサッカー場は一億数千万円を入れたわけでございますから、大変りっぱなサッカー場でございますけれども、スタンドがございませんので、国際試合をやるといっても、ちょっといま困るわけでございますが、将来はやはりそういうようにスタンドもつけて、そしてまたりっぱな施設にして、国際試合もできれば大いに使ってもらったらいいだろうというふうに思いますので、まずほかの施設もありますから、逐次そういう方へ進みたいということでございます。  ブラジルはサッカーの最も盛んなところでございますが、一度よく、まだ姉妹都市として提携したばかりでございますが、どういう交流をしたらいいか、少年サッカー等の交流ができるのかどうか、一度よくこちらのサッカーのことも私十分知識を持っておりませんので、質問者は大変御熱心であるわけでありますから、いろいろお知恵を拝借をして、そして将来に向けて有効な交流ができるような努力をしてまいりたいと、かように思うわけでございます。 8: ◯議長神山 栄君) 教育長、橋詰俊郎君。     〔橋詰俊郎君登壇〕 9: ◯教育長橋詰俊郎君) お答えを申し上げます。  第一点の予算の件でございますが、教育費の構成比を二〇%以下にダウンをしないようにという大変力強い御声援をいただいたわけでございます。過去の数年間の経費を見てまいりますと、大変な御理解をいただきまして、学校建築も大変前進をいたしまして、鉄筋化も小学校が九五・八、中学校が九六・四%というふうに前進しております。その他市史編集とか科学センターの建設とか加納幼稚園の建設等々、高校用地の買収、そういうものもかなりこの構成比のアップに影響していようかと思いますが、本年度構成比、当初予算につきましては若干下がっておりますが、今後補正でもかなりまた上昇するものとも思われますし、それから学校配分を含みますところの管理的な予算にのみ着目をいたしますと、実は五十年度小学校一人当たり二万二百七十八円であったものが、五十七年におきましては三万六千二百五十七円、中学校では二万七十一円であったものが、四万二千六百六十六円というふうになっておりまして、かなり飛躍的に前進をいたしておるわけでございます。今後も中学校の分離とか問題もございますし、格技場の建設あるいは博物館の建設等々、事業も山積いたしております。学校配当予算を含む管理的経費も、教育指針に基づきまして積極的に取り組んで、御指摘のようなダウン傾向をとっていかないように充実してまいりたいと、かように思っておりますので御理解をいただきたいと思います。  予算に関連いたしまして、三番目に御質疑のありました父兄負担の軽減につきましてでございますが、御指摘のように、学習費やPTA会費が当然公費で負担すべきものがそうした形で負担をさせられているということになりますと、これは義務教育遂行上の精神からいきましても望ましいことではございません。よく調査をいたしまして、公費に切りかえるべきは切りかえていくというふうに対処してまいりたいと思います。  それから、先ほど申しましたように、学校配分を含めますところの管理費は、五十年度よりも倍増いたしているような現状も御理解をいただきまして、この面についてもまた今後も力を入れてまいりたいと、かように思っておる次第でございます。  それから次に、性格診断の件でございますが、予算編成に当たりましては、いろいろ各方面からの御要望を承っておりますが、教育委員会としては、その中で非常に重要な問題であるという判断をいたしたものにつきまして、特に予算化を努力を払わせていただいたわけでございますが、そういう意味で教育委員会が主体的にこれを取り組ませていただいたものであると、こういうふうに御理解をいただきたいと思います。  それから、学校給食でございますが、給食費につきましては、五十七年度につきましては、極力値上げを控えるように関係者にお願いをいたして、物資の価格につきましては、関係業者にお願いをいたしましてほとんどが据え置きになりました。五十七年度は給食費を値上げの予定はございません。共同献立とか一括購入の機能を十分に生かしまして、物価の値上がりに対処して、内容の保持、充実に努めていきたいと、かように思っておりますので御理解いただきたいと思います。  それから次に、この残菜の件でございますが、御案内のように、献立の作成委員会で検討をいたしてつくらせてもらっているわけでございますが、なかなか年齢差とか個人差とか、あるいはそのときの日のコンディションとかいうことで、一生懸命に学校で残菜がないように指導をいたしておるわけでございますが、皆無というわけにはまいらないようでございます。少しずつ残りましても、大規模校ではどうしても目立つことにもなるわけでございますが、今後一層児童、生徒に好まれるところの献立をつくりますとともに、教師の適切な指導によりまして、食べ残しを少しでも少なくしていくように指導してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから次に、化学調味料の件でございますが、この資料につきましては、国連の世界保健機構では何か一日六グラムが安全だというような規定があるそうでございますが、学校給食では献立によってごく少量を現在使用いたしておりますが、これは今後も最小限の使用にとどめるように指導してまいります。なお、本年度は数校を抽出をいたしまして、みそ汁やすまし汁に煮干し粉を使用するテストを重ねてまいりましたが、五十七年の四月からは全校実施の運びになりました。自然の味になじみ、あわせてカルシウムの摂取ができると同時に、食品添加物、そういったものの使用をさらに少なくするように努力してまいりたいと、こういうふうに考えております。  最後に、学校の常備薬の件でございますが、これにつきましては五十四年度の五月に医師会、歯科医師会、薬剤師会ですか、三師会と十分にその安全性等につきまして協議をしてまいりました結果、従来各学校によって種々の薬品を置いて、中には常備薬として不適当なものもあったので、こういうものは廃棄処分にして、新しく岐阜市学校保健室常備薬一覧表というのをつくっております。それ以後は原則といたしまして、一覧表以外の薬品は使用しないというふうに指導をし、これ以外の薬品を買う場合には、この医師会と薬剤師会と相談をして購入をするように指導いたしております。御指摘のクレオソート等につきましては、疑わしきは使用せずの原則に立ちまして、その安全性につきまして、三師会の方に十分御相談を申し上げ、御指導をいただきまして対処いたしたいと、かように考えておりますので御理解を賜りたいと思います。 10: ◯議長神山 栄君) 都市計画部長、近藤直彦君。     〔近藤直彦君登壇〕 11: ◯都市計画部長近藤直彦君) 御質問の各項につきまして、順次お答えを申し上げたいと思います。  第一、島区画整理事業に関してでございます。現在の執行状況あるいは今後の見通しと、こういうようなことでお尋ねになったわけでございます。現在の執行状況、こういうものにつきましては、すでに精読のときに御説明も申し上げたと思うわけでございますが、仮換地の指定につきましては約四七%、それから事業の執行につきましては、五十六年度までにおきまして約四十一億二千万円、三二・九六%と、こういうような執行の状況でございます。このように執行がおくれておりますのは、やはり地域に各問題がございまして、その調整に手間取りまして、昭和五十三年度からようやく本格的に工事に入ったと、こういうような状況のもとの結果でございます。したがいまして、現在その進捗につきまして鋭意努力をしておるわけでございますが、五十七年度の当初予算におきまして、さらにこの事業計画の見直しと、こういうようなことを御提案をしておるわけでございます。これは、当初計画が四十七年度、それから変更が五十三年度でございまして、それ以後の物価変動と、こういうものあるいは地域の要望に従いまして、いろんな道路の変更とかそういうものがございまして、それのために変更を要すると、こういうようなことから五十七年度で変更を予定しておるわけでございます。そういう関係から、現在考えておりますのは、大体事業年度としては五年間の延長、あるいは総事業費といたしましては、現在が百二十五億でございますが、これが約百六十億から百七十億くらいの範囲になるではなかろうかと、こういうふうに推定はしております。  それから、行革の関係におきまして、区画整理事業に対する補助の三分の二が完全に確保されるかどうかと、こういうようなことでございます。これは、今後の問題でございますが、現在の私の方の見込みとしては、完全に三分の二は確保されるんではなかろうかと、こういうふうには考えております。  それからもう一点、御心配の点は、行革がらみにおきまして、総工事量が抑えられるのではなかろうかと、こういうような御心配でございます。これは、事業計画の変更承認を建設省に求めるわけでございますが、こういうところにおきます折衝の過程を見ないと、この事業量が抑えられるかどうかと、こういうことはわかりませんが、やはり市の態度といたしましては、現在の事業量、こういうものを減らさないというような方針で折衝はいたしたいと、こういうふうに思っております。  それから、この事業をやり抜く決意があるかどうかと、こういうような問題でございます。当然この事業につきましては、将来の島地区の都市整備と、こういう基本的な問題でございます。完全に実施をしたい、こういうふうに思っておるわけでございます。  続きまして、保留地処分の問題でございます。保留地処分につきまして、現在、財源の充当をすると、こういうような形で特に必要な保留地を処分をいたしておるわけでございます。その単価につきまして、いま、るる申されましたとおり、区画整理の審議会あるいは区画整理の評価委員、これらの御承認を得まして、現在、単価を決め、売却をしておるわけでございます。これら保留地につきましては、ただいま御発言のとおり、つけ保留地と、こういうものがございます。それからもう一つには、換地を設計していく場合に出てまいりました過小保留地と、こういう二通りのものがあると思います。現在までに処分決定をいたしました過小保留地は、いずれもこれは特につけ保留地ではなくて、ほとんどがいわゆる過小保留地と、こういうものの性格でございます。これらの申請をいたされております方々につきましては、自分の換地も含めて将来における土地利用の飛躍的な増進を期待して特別処分の申し出をしておられる人が大多数でございます。したがいまして、この土地の評価につきましては、その申し立てた方の敷地と特別処分すべき過小保留地とを含めた一筆の宅地として評価をし、これに対しまして土地の単価を評価をしておるわけでございまして、これは社会通念上は妥当であろうと、こういうふうに思っておるわけでございます。なお、つけ保留地、こういうものがございますが、こういうような性格を要するものについては、今後いろんなケースが出てくると思います。これは、評価委員あるいは区画整理審議会委員の御意見を聞いて処理をしていきたい、こういうふうに思っております。  それからもう一点、保留地の評価の問題につきましては、これはあくまで公正を期すると、こういうようなことから事業計画に設定いたしました評価から、順次公的機関で定められました修正率、これを上乗せした形の中で決めておるわけでございます。五十六年度で処理いたしました保留地の処分と、こういうものにつきましては、約、これの時点修正率、こういうものにつきましては、五十三年から五十六年の三月時点まででは約一・三五倍、こういうようなことになっております。五十六年に処理いたしました保留地の実質の単価といたしましては、五十三年から一・三五倍でございますが、これを一・二に抑えて保留地の処分をいたしておると、こういうようなことでございます。売買価格との差は、さらにこれより一割程度はまだ売買実例の方が高いと、こういうような点、御理解が願いたいと思います。  それから、サッカー場の有料化についてお尋ねでございます。これは、先ほど市長さんの御答弁にありましたとおり、一億数千万円をかけましてこのサッカー場をつくったわけでございます。これらのサッカー場の施設につきましては、将来的にさらに充実すると、こういうようなものでございますが、基礎でございますそのグラウンドと、こういうものの構成につきましては、相当な配慮をいたしまして、特にその下層の排水をよくすると、こういうようなことから、これは火山砂利、これは九州の鹿児島から取り寄せたわけでございますが、こういう火山砂利を敷きまして相当な本格的な整備をしておると、こういうようなことでございます。いまの御質問のとおり、非常にまだ堂後のサッカー場、こういうところに比較しまして、無料にすべきやないかと、こういうようなことでございます。ただ、これらの点につきましては、本年度につきまして暫定というようなことでございますが、水飲み場あるいは便所、こういうものを設置をいたします。来年度、五十七年度につきましては、管理事務所、こういうものをつくります。また、防球ネットもつくる、こういうような予定にいたしております。当然ここにつきましては管理人を置くと、こういうような方針でおりますので、有料化については御理解が賜りたいと思っておるわけでございます。  それから、畜産センターにつきまして、ウィンタースポーツのできるような施設をつくってほしいと、こういうようなことでございます。現在、畜産センターの区域は約二十四・五ヘクタールあるわけでございます。このうち畜産センター部分は五ヘクタール、それから公園の、市民公園として計画決定しておりますのが十九・五ヘクタールと、こういうようなことでございまして、現在、御提案のような畜産センターの区域内でウインタースポーツのできるような広場を設定すると、こういうようなことにつきましては非常に困難でございまして、設置をすると、こういうようなことになりますと、当然公園決定の区域外について用地を買収しなくてはならないと、こういうようなことになろうかと思っております。現状では、この拡張については、現在、考えが持っておりませんが、持っておらないということは、特にファミリーパークのスポーツゾーンと、こういうものに施設整備の重点を置いております。したがいまして、御提案と、御提言と、こういうような形におきまして今後の検討課題にさしていただきたいと思っております。  以上でございます。     〔「まだ、分筆、合筆の登記について」と呼ぶ者あり〕  御無礼しました。もう一点ございました。さきに述べられました土地区画整理施行区域内の土地の分筆行為、こういうものにつきましては、昭和五十七年一月十九日付の法務省の登記課長通達によりまして、ごく例外的な場合を除きまして、換地処分、登記完了するまでの間今後受理しない旨通知が来ておるわけでございます。これでは、仮換地の一部を譲渡しようとする者あるいは譲渡を受けようとする人々にとっては、大変不都合でございます。ひいては、宅地供給の促進を図ると、こういうような事業本来の目的にも逆行すると、こういうことになろうかと、こういうふうに考えております。事業施行者といたしましては、この問題についてどのように対応するかと、こういうようなことでございますが、この件につきましては、すでに区画整理連合会、この連合会を通じまして陳情を重ねておるわけでございまして、あるいはこのような方法が従来皆さん方の御理解を得ながらも進められておったと、こういうようなことから、これを一挙にできないと、こういうような行政処分がされますと非常に困るわけでございますし、また、区画整理を進める行政側としても非常に皆さん方の立場を擁護すると、こういうようなことが必要でございます。こういうようなことから、市の方といたしましても各、これからの機会を通じて、あらゆる機会を通じまして、この通達に基づく措置については従来どおりの取り扱いをしていただきたいと、こういうことは重ねて要望をしてまいりたいと、こう思っております。いずれにしましても、国からの通達でございまして、今後なかなか困難性があろうかと、こういうふうに思っておりますが、やはり権利者の皆さん方の立場を考えますと、このような措置については、非常に今後の影響が大であると、こういうふうに思っております。今後これらの取り扱いについては善処されるように、関係機関を通じあらゆる努力をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 12: ◯議長神山 栄君) 福祉部長、高橋 寿君。     〔高橋 寿君登壇〕 13: ◯福祉部長高橋 寿君) お答え申し上げます。  交通遺児は、近年、急速な車の増加によって、交通地獄とも言われる交通戦争に巻き込まれて、まさに大きな社会問題になっておるわけでございます。このことにかんがみまして、各地方公共団体においてもこれら交通遺児に対して特別な配慮としていろいろな施策が行われているわけでございます。岐阜市におきましても、そういう意味におきまして援護の拡大を図ってきたものでございます。さらに、市民からは交通遺児に対して指定の善意な寄付もありまして、この善意を生かす必要もあるわけでございます。ただ、御指摘のように、交通遺児でない人に対する問題でございますけど、これは国における児童扶養手当あるいは市においていろいろ中学校の卒業の激励会とかいろいろな施策を行っておるわけでございます。一方、まあ、交通遺児になられた場合に、その交通事故による慰謝料と言いますか、そういうものによって、先ほど言いました児童扶養手当等の支給が停止されるというような場合も起こるわけでございます。いずれにいたしましても、交通遺児については社会的問題としての出来事でございまして、お見舞いとかあるいは激励という意味でこうしたものを支給をしておるわけでございます。御提言のありました、病死、その他の遺児に対して、これは片親がないということには変わりはございません。いま、母子世帯の総数の中で見ますと、どうしても死亡者の原因の中で病死と交通事故以外の災害事故で、約八二%が死亡の原因、病死とかそういうものを占められているわけでございます。したがいまして、交通遺児と同様な方々の激励金的あるいはそういうようなものを支給することについては、母子福祉として進めるかどうかということは、これは十分研究せなきゃいかぬ問題じゃないかというふうに思うわけでございます。御意見は、ひとつ、御意見として、今後研究さしていただきたいというふうに思うわけでございます。  次に、心身障害者の高齢化に伴う、それぞれ就業者の場合も高齢化してまいります。そういう場合における対応というものは、どう考えておるかということでございますが、私は今後の雇用の中には三つ考えなきゃいかぬだろうと思うわけでございます。福祉的就労と言いますか、これは授産とか、そういうようなものでございます。それから、一般の事業所で使われる一般雇用、それから、保護雇用制度と言いますか、重度の方で保護で雇用する制度、そういうような三つに分かれてくるんじゃないかと思うわけでございます。いまお話しのありましたように、職場でも年齢も高くなりました。あるいは、夫婦だというようなことで、これは、私は先般来お話も出ております高齢者の福祉ホーム的なもの、こういうものも必要だろう、あるいは家庭環境あるいは生活条件等によって独立生活ができるという方に対する福祉ホームと言いますか、福祉ホーム的なものも今後必要ではないかというふうに考えるわけです。県下では、高山の中に、高山市に福祉法人でございますけれども、この福祉ホーム、精薄者の福祉ホームができました。今後私は、岐阜市における施設の体系的整備の中にそうしたケア施設を含めた福祉施策というものが必要になるんじゃないかというふうに思っておるわけでございます。今後この国際障害者年を機会といたしまして、長期計画を立てる中でそういう問題もいろいろ御意見が出てまいると思います。それを踏まえながら、またさらにこうした対策を考えていきたいというふうに思っておるわけでございます。  以上、お答えにかえさしていただきます。 14: ◯議長神山 栄君) 衛生部長、高橋 豊君。     〔高橋 豊君登壇〕 15: ◯衛生部長高橋 豊君) お答えします。のらネコ対策をどうするかは、登録制など含めまして、いろいろ協議を続けてまいりましたが、まだ法的に問題が残っておりますので、とりあえず五十七年度からは飼いネコに困っている人のために、引き取りから始めようとするものでございます。何匹も生まれました子ネコを捨てるのもかわいそうだし、これ以上飼うことも無理でと、困って保健所に引き取りを希望する人がふえてまいっておりますので、委託形式で引き取りを始めようと考えておるわけでございます。犬と違いまして、ネコはその処分にいろいろとデリケートな問題がございますので、職員がタッチしなくてもよい方法を選んだわけでございます。そのため一匹二千四百円くらいかかりますので、せめて箱代の二百円くらいは負担してもらおうと考えたわけでございます。なお、今後のらネコ対策は協議を続けてまいりたいと考えております。その中で御指摘の件をよく考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。     〔「議長、十三番」と呼ぶ者あり〕 16: ◯議長神山 栄君) 十三番、市川尚子君。     〔市川尚子君登壇〕 17: ◯十三番(市川尚子君) 時間も迫っておりますので、再質問を簡単にいたしたいと思います。  まず、市長についてお尋ねをいたしますが、北野ファミリーパークについては、将来はスタンドもつけて国際試合ができるようにしたいとおっしゃってますが、実はこの計画を見てみますと、ほんとに県営グラウンドの土手程度に、少し腰かけ程度のものをつけていきたい、その程度のものでありまして、とてもその日本リーグだとか高校サッカーだとかそういうものを呼ぶほどの面的整備ができない、そういう狭いところでもあります。それから、都市計画部長が、火山灰なんかを入れて排水をよくしてあるから、すばらしい施設だ。だから、有料だとおっしゃったわけでありますけれども、先ほども申しましたように、開発許可の関係から、場合によっては遊水地の役割りをさせるということ。それからもう一つは、当然こうした競技は雨の中でもやるわけでありますから、排水をよくしていただいてあたりまえであります。私は、ことし一月に行われました高校サッカーで大宮の施設なんかを見てまいりましたけれども、さすがだなというふうに感じたわけであります。サッカーのすばらしい、世界的なブラジルとも都市姉妹提携ができたわけでありますけれども、ですから、そういう意味を含めて、今後これはすばらしいサッカー場、いわゆるまあ、たとえばスタンドつきと言いましても、県営グラウンドのような、ああいうりっぱなスタンド、やっぱりつけていただかなきゃ、国際試合などはとても呼べるもんじゃないと思うわけであります。したがって、面的なものもいろいろ問題はあると思いますけれども、今後そういう方向で検討をしていただくということで、要望をしておきます。  市長にもう一つ、先ほどお尋ねをいたしましたスポーツ等の交流の中へ小、中、高校生のサッカー関係者もぜひ入れてほしいということに対してお答えがございませんでしたので、この点について再度お答えをいただきたいと思います。  それから、教育長についてであります。私が、教育予算が二〇%を下回ることは、その市の教育に対するバロメータだというふうに申し上げました。補正等で予算化をして、できるだけこのパーセンテージを上げるように努力をする、充実をしていきたいというふうに言われました。それから、あの、小、中学校の管理費は増加をしている、大幅に増加をしているというふうにおっしゃいましたけれども、しかし、私は、当初予算書、教育委員会からいただいております資料を見てみますと、小学校児童一人当たり単価、需用費が五十六年度が一万二千九百七十円に対して五十七年度一万四千八百三十四円であります。その中のたとえば消耗品費を見てみますと、五十六年三千八十一円が五十七年で三千二百三円であります。約百円の伸びだけであります。備品費に至りましては、三千八百八十七円が五十七年度当初では三千七百七十九円であります。中学校費を見てみますと、需用費では一万四千二百十七円の前年度に対して一万四千五百十九円の、わずかの三百円の伸びであります。消耗品費に至りましては、四千六百六十六円が四千十六円と減額をされております。備品費も五千六百十七円が五千七百八十三円と、直接教材あるいは授業に使われていく、こうした消耗品費、備品費等において、非常に減額措置がなされている。このことは今日まで予算が厳しい、もっと消耗品費や事務用品費、教材費が欲しいという声になっているわけであります。この点をもう一度よく検討していただいて、十分充実した教育ができるような、教育に使う分についての充実を要望を申し上げておきたいと思います。  その中で性格診断テストの予算化について、市教委が主体的に取り組んだものであるというふうに答えられました。そう答えなければならないわけでありましょうが、しかし、ここでもいろいろ議論もされてまいりました。私は、それほど詳しく申し上げたくはありませんけど、しかし、いま子供たちは、知能テストで管理をされ、性格診断テストで管理をされ、偏差値で管理をされて義務教育を終えていくわけであります。先生のお話を伺いますと、学籍要録に残る場合もあるでしょう、そういうふうに言われているわけであります。機械ではじき出された、生きた人間を機械ではじき出されたその診断結果が、即そのまま残らないにしても、そういう目で見、そういう目で記録を残されていくということについては、子供たちにとってあるいは親にとって重大な問題であるというふうに思うわけであります。去年から専任教員の市内六人が配置をされて、いろいろ御活躍はされたと思いますけれども、むしろ、こういう性格診断をする前に専任教員のこの一年間の総括や今後の問題指摘、こうしたことについて十分、もっともっと深い配慮をしていくべきではないか、この専任教員の配置につきましても、学校の中からはいろいろ問題点が提起されているわけであります。指導委員会あるいは校長会に届かないところの声も含めて、もう少しこうした専任教員の配置の問題について、市の教育委員会としては前向きに取り組む必要がある、そういう立場から、再度教育長に対しては、この専任教員の一年間の配置について、一年間ですから完全な総括はできないにしましても、専任教員の配置について問題点があったのかなかったのか、今後どのように対処されていこうとするのか、お尋ねをいたしておきたいと思います。  それから、PTA会費等父母負担を含めまして十分検討したいというふうにおっしゃっていただきました。ぜひこれらについて再点検をし、必要なものは公費で負担をさしていく、義務教育の本旨に沿って充実をさしていく、そのように要望申し上げ、全校一斉にでもよろしいです。こうした学習費の父母負担の実態を調査をしていただきたいというふうに要望申し上げておきます。  それから、給食の問題についてでありますけれども、物資の価格の据え置きということは、業者の方に対しても大変御協力をいただいたというふうに御報告をされ、ありがたいことでありますけれども、ぜひ値上げをしないで、質を落とさないで、給食を充実をしていっていただきたい、そういうふうに思います。  それから、献立について、残菜が非常に多いと、作成委員会で協議されて、いろいろ研究されているけれども、残菜が多いというふうに、市教委の方も若干心配はされているわけであります。残菜は、必ずしも献立や味の問題だけではなしに、給食を食べる時間の問題もあるわけであります。ある小学校では、非常に低学年でありまして、御飯を食べることの遅い子供がいるそうであります。その子たちは、時間が来てもまだ十分食べ切れないために、食器は全部取り上げられ、しかも廊下の片すみにナプキンを敷き、その上にパンを置き、手でつまんで食べている。先生がそれをさせるというような、恐ろしい報告も聞いてきたわけであります。時間の問題も、あるいは給食の中身の問題も、もう一度十分点検をさせ、遅い子には遅い子のような指導の仕方、それらも含めて十分対応していっていただきたいというふうに、これも要望にとどめておきます。  それから、味の素の件でありますけれども、小量使用しているのみだというふうにおっしゃいますけれども、しかし、現場の声の中では、味の素を使わないと非常に残菜が多いというふうに報告をされている事例もあるわけであります。これは味の素、グルタミン酸に味をならされてきた私たちの食生活の問題点もあるかと思いますが、だからこそ、今後これをできるだけ使わないで、ことしから魚粉等が取り入れられる方向も報告をされましたけれども、減らしていっていただくべきである、そういうふうに指摘をしておきたいと思います。  それから、常備薬品につきましては、ぜひもう一度再点検をしまして、クレオソートなどがん性の薬だというふうに指摘をされてきているそういうものに対しては、もう一度再点検の中で追放していただくように要望しておきます。  それから、都市計画部長にお尋ねをしますが、今日までの執行量でまいりますと約半分に、仮換地指定は約半分満ちていないわけであります。五十七年度以降含めますと、六十年度の計画年度内には十分でき切らないということから、六十五年まで、五年ほど延長したいということは、ここで再度確認がされました。百二十五億が百七十億程度になるかもしれないというふうに、まだ試算はされていないようでありますけれども、しかし、今日までの物価上昇の中を見てまいりますと、非常に大きな負担になっていくわけであります。したがって、この事業の計画年度は、不退転の決意でやっていきたいというふうにおっしゃっておりますけれども、不退転の決意で事業の進行に取り組んでいただきたい、その姿勢があるかどうか、もう一度お答えをいただきたいと思います。     〔私語する者あり〕  住民の皆さんは、大変そういうことを何とかいままでのらりくらりと延ばされてきたということに対して、非常に不信感をお持ちですので、本当にやると、この前、私、質問しましたときも、完全に六十年度までにやり切るとおっしゃったにもかかわらず、再度六十五年まで延ばさなければならない、延ばさなければならないんではないですかという質問に対して、やりますとおっしゃったにもかかわらず、今度事業計画を見直しをされるんであります。当然事業が進行しませんから、見直しもやむを得ないわけでありますけれども、しかし、部長が在籍中にこれはやはり目鼻をつけていただかなければならないと思います。     〔私語する者あり〕  それから、総工事費が抑えられるのではないかというふうに私が心配しましたことに対して、今後の折衝を見てみなければならないというふうにおっしゃいましたけれども、いまの決意と同じように、不退転の決意でやはり確実に国の補助率を確保してくる、この姿勢を貫いてほしいと思います。  それから、保留地の処分について、非常に高いということで私が問題提起をしたわけであります。これは社会通念上妥当であるというふうに答弁をされております。確かに、市街化が進み、道路が整備をされれば、地価の評価は高くなり、したがって売買単価も非常に高くなってきているわけでありますが、公が施行しておりますこの事業に対してのこうした単価は、他の売買価格に対して非常に大きく連動させる、影響をさせる大きな問題点が出てきているわけであります。国の基準単価も非常に高く想定をされまして、いまの所得の伸びない中で、こうした地価の引き上げが助長されてまいりますと、本来の区画整理事業の宅地化促進が停滞をさせざるを得ないと、そういうことを非常に心配をしているのであります。こうした意見も踏まえて、ぜひ今後の審議会等あるいは評価委員会の中でも十分研究をしていっていただきたい。あるいは公的な措置として何か保護措置があれば、そうした面からの対策も講じていただくように要望していきたいと思います。  それから、分筆、合筆登記についての件でありますが、連合会を通じて陳情している、これは当然やっていただかないと困るわけであります。代位登記は換地処分のときに施行者が行うということが認められているわけでありまして、この仮換地指定期間中に行えないとすれば、関係者にとっては重大な問題であります。先ほど部長は、行政側としても非常に問題があるので、関係機関に働きかけ、一層努力をしていきたいというふうに答えられておりますけれども、もうすでにこの一、二年にやりたいという、分筆して、表へ出たので、分筆をして売りたい、そういう方もあるわけであります。法を見ますと、施行者が必要と認めた場合は、代位登記ということもできないわけではありませんので、そうしたことも今後十分検討される上で、早急にこの結論を出していただきたい。また六月議会にも、場合によっては問題提起をしなければならないことがあるかと思いますが、早急に国への働きかけをしていただく中で、いままでと同じような取り扱いがしていただくように強く要望を申し上げておきたいと思います。  あと、衛生部長と福祉部長ですが、非常に幾つかの問題点があろうと思いますので、この点については、了承するというわけにはまいりませんけれども、要望としてとどめておきます。以上です。 18: ◯議長神山 栄君) 市長、蒔田 浩君。     〔蒔田 浩君登壇〕 19: ◯市長蒔田 浩君) 再質問にお答えを申し上げます。  今後の国際交流事業等の中でサッカー関係者、その他スポーツ関係者からの意見も十分聞いてほしいということでございますので、当然そういう意見もお聞きをいたしまして、今後の交流事業の推進に努力をしたいと、かように思うわけでございます。 20: ◯議長神山 栄君) 教育長、橋詰俊郎君。
        〔橋詰俊郎君登壇〕 21: ◯教育長橋詰俊郎君) お答えを申し上げます。  性格診断につきましては、皆様方からいろいろな御指導を賜りましたので、そういう点十分に慎重に配慮して進めてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  ただいまの問題行動の、生徒指導主事の問題でございますが、これは各学校に生徒指導主事が一人ずつおるわけでございまして、さらにブロックに一人ずつ配しておるわけでございますが、これは問題行動の広域化に対応するために、所属校に所属しながら、その学校の生徒指導を中心にしながら、ブロック内の指導に努力をしているわけでございます。その活動につきまして、次のようないろいろの効果につきまして承っております。所属校の非行対策に即応性があって、指導の強化ができた。また、ブロック内の共通指導のために各校生徒指導主事と協力し、直接指導がなされて非行対策に効果が見られた。問題の情報交流や連携プレーが速やかにでき、問題生徒の指導がうまくできた。あるいは生徒指導上の問題の現状が各学校によく理解されて、その対応がうまくいったと、こういうようなお話を承っております。  それから、今後につきましても、各校の要望が出ておりますが、たとえば各校へ情報の交流、側面的指導、さらには直接指導がしてほしい。問題の広域化、低年齢化に対応するために全体と学校のパイプ役や小、中間の連絡強化にもう少し働いてほしいとか、より効果的に対応するためにさらに増員がしてもらえればいいといったような声がございます。したがいまして、本年度は非常に効果的に進めてくることができたというふうに評価をいたしておりますが、さらに研究をいたしまして、より効果が上がるように進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 22: ◯議長神山 栄君) 都市計画部長、近藤直彦君。     〔近藤直彦君登壇〕 23: ◯都市計画部長近藤直彦君) 再質問にお答えを申し上げたいと思います。島の区画整理事業につきましては、二千有余人の権利者の方々の財産権の問題が絡むわけでございまして、これらの財産権に関しての問題については、一々これを全部皆さん方の御理解と御協力を得るような形で説得をして実施をすると、こういうようなのが一番時期をおくらせるような結果になってきておるわけでございます。これらの問題を解決しながらも、不退転の決意でやり抜くつもりでございますので、よろしく御理解を願いたいと思います。 24: ◯議長神山 栄君) 以上をもって質疑を終結いたします。                〔付 託 表 配 付〕            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  一 常任委員会付託 25: ◯議長神山 栄君) ただいま議題となっております第一号議案から第五十七号議案まで及び日程第五十九、請願第一号から日程第六十、請願第二号まで、以上五十九件については、お手元に配付いたしました表のとおり常任委員会に付託いたします。          ────────────────────────      昭和五十七年第一回岐阜市議会定例会各常任委員会議案等付託並びに会議場表 ○総 務 委 員 会 (第一委員会室)  第一号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計予算         第一条 歳入歳出予算          歳入          歳出中           第一款 議会費           第二款 総務費            ただし、第四項統計調査費については所管分           第九款 消防費           第十一款 公債費           第十二款 諸支出金           第十三款 予備費         第二条 債務負担行為          市民センター建設工事費         第三条 地方債         第四条 一時借入金         第五条 歳出予算の流用  第二号議案 昭和五十七年度岐阜市競輪事業特別会計予算  第十三号議案 岐阜市職員定数条例の一部を改正する条例制定について(企業委員会に関連)  第十四号議案 市議会議員等報酬並びに費用弁償条例の一部を改正する条例制定について  第十五号議案 岐阜市特別会計条例の一部を改正する条例制定について  第十六号議案 市民センター設置並びに使用に関する条例を廃止する条例制定について  第三十五号議案 岐阜市消防本部及び消防署設置条例の一部を改正する条例制定について  第三十六号議案 岐阜市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定について  第四十一号議案 昭和五十七年度岐阜市民病院事業会計予算  第四十二号議案 岐阜市立看護専門学校条例の一部を改正する条例制定について  第四十七号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算(第一号)  第四十八号議案 昭和五十六年度岐阜市一般会計補正予算(第七号)           第一条 歳入歳出予算の補正            歳入            歳出中             第二款 総務費             第十二款 諸支出金           第三条 債務負担行為の補正            変更分中             公共用地等の取得費中所管分             金融機関の岐阜市開発公社に対する貸付金の損失補償中所管分           第四条 地方債の補正  第五十六号議案 昭和五十六年度岐阜市民病院事業会計補正予算(第三号)  請願第一号 固定資産の評価替えの一時停止と固定資産税制度の再検討を求める請願          ──────────────────────── ○産 業 委 員 会 (第三委員会室)  第一号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計予算         第一条 歳入歳出予算          歳出中           第六款 農林水産業費           第七款 商工費         第二条 債務負担行為          農業企業化資金利子補給  第七号議案 昭和五十七年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計予算  第八号議案 昭和五十七年度岐阜市観光事業特別会計予算  第二十七号議案 岐阜市畜産手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について  第二十八号議案 岐阜市家畜診療所設置条例の一部を改正する条例制定について  第二十九号議案 岐阜市食肉地方卸売市場条例の一部を改正する条例制定について  第三十号議案 岐阜共同福祉施設条例制定について  第四十三号議案 昭和五十七年度岐阜市中央卸売市場事業会計予算  第四十八号議案 昭和五十六年度岐阜市一般会計補正予算(第七号)           第一条 歳入歳出予算の補正            歳出中             第六款 農林水産業費             第七款 商工費          ──────────────────────── ○厚 生 委 員 会 (第二委員会室)  第一号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計予算         第一条 歳入歳出予算          歳出中           第二款 総務費中            第四項 統計調査費中所管分           第三款 民生費           第四款 衛生費  第三号議案 昭和五十七年度岐阜市国民健康保険事業特別会計予算  第四号議案 昭和五十七年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計予算  第五号議案 昭和五十七年度岐阜市住宅建築資金貸付事業特別会計予算  第六号議案 昭和五十七年度岐阜市簡易水道事業特別会計予算  第十七号議案 岐阜市休養ホーム条例の一部を改正する条例制定について  第十八号議案 岐阜市黒野会館条例制定について(文教委員会に関連)  第十九号議案 岐阜市厚生館設置条例の一部を改正する条例制定について  第二十号議案 岐阜市重度心身障害児福祉手当条例の一部を改正する条例制定について  第二十一号議案 岐阜市身体障害者保養所条例の一部を改正する条例制定について  第二十二号議案 岐阜市コミュニティセンター条例制定について              理容  第二十三号議案 岐阜市立  専門学校条例の一部を改正する条例制定について              美容  第二十四号議案 岐阜市衛生試験検査手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について  第二十五号議案 岐阜市火葬場及び墓地条例の一部を改正する条例制定について
     第二十六号議案 岐阜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について  第四十八号議案 昭和五十六年度岐阜市一般会計補正予算(第七号)           第一条 歳入歳出予算の補正            歳出中             第三款 民生費             第四款 衛生費           第二条 繰越明許費             第三款 民生費  第四十九号議案 岐阜市役所支所設置条例等の一部を改正する条例制定について(文教委員会に関連)  請願第二号 元軍人軍属恩給欠格者の救済についての請願          ──────────────────────── ○建 設 委 員 会 (第四委員会室)  第一号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計予算         第一条 歳入歳出予算          歳出中           第五款 労働費           第八款 土木費         第二条 債務負担行為          橋梁架設工事費          公共用地等の取得費中所管分          金融機関の岐阜市開発公社に対する貸付金の損失補償中所管分  第九号議案 昭和五十七年度岐阜市住宅事業特別会計予算  第十号議案 昭和五十七年度岐阜市島土地区画整理事業特別会計予算  第十一号議案 昭和五十七年度岐阜市都市開発資金事業特別会計予算  第十二号議案 昭和五十七年度岐阜市貨物駅移転事業特別会計予算(総務委員会に関連)  第三十一号議案 岐阜市都市公園条例の一部を改正する条例制定について  第三十二号議案 岐阜市駐車場条例の一部を改正する条例制定について  第三十三号議案 岐阜市建築協定条例制定について  第三十四号議案 岐阜市都市下水路条例の一部を改正する条例制定について  第三十七号議案 岐阜市水防団設置条例の一部を改正する条例制定について  第四十八号議案 昭和五十六年度岐阜市一般会計補正予算(第七号)           第一条 歳入歳出予算の補正            歳出中             第八款 土木費           第二条 繰越明許費            第八款 土木費           第三条 債務負担行為の補正            変更分中             公共用地等の取得費中所管分             金融機関の岐阜市開発公社に対する貸付金の損失補償中所管分  第五十四号議案 市道路線の認定、廃止及び変更について  第五十五号議案 町(字)の名称及び区域の変更について          ──────────────────────── ○企 業 委 員 会 (第五委員会室)  第四十四号議案 昭和五十七年度岐阜市水道事業会計予算  第四十五号議案 昭和五十七年度岐阜市下水道事業会計予算  第四十六号議案 昭和五十七年度岐阜市交通事業会計予算  第五十七号議案 昭和五十六年度岐阜市下水道事業会計補正予算(第四号)          ──────────────────────── ○文 教 委 員 会 (第六委員会室)  第一号議案 昭和五十七年度岐阜市一般会計予算         第一条 歳入歳出予算          歳出中           第二款 総務費中            第四項 統計調査費中所管分           第十款 教育費         第二条 債務負担行為          教育施設建設工事費          公共用地等の取得費中所管分          金融機関の岐阜市開発公社に対する貸付金の損失補償中所管分  第三十八号議案 岐阜市教育委員会事務局職員並びに岐阜市教育機関職員定数条例の一部を改正する条例制定について  第三十九号議案 岐阜市立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例制定について  第四十号議案 岐阜市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例制定について  第四十八号議案 昭和五十六年度岐阜市一般会計補正予算(第七号)           第一条 歳入歳出予算の補正            歳出中             第十款 教育費  第五十号議案 岐阜市奨学事業基金条例の一部を改正する条例制定について  第五十一号議案 岐阜市史編集審議会条例を廃止する条例制定について(総務委員会に関連)  第五十二号議案 岐阜市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例制定について  第五十三号議案 財産の処分について            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  散  会 26: ◯議長神山 栄君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。   午前十一時五十分 散  会  岐阜市議会議長      神 山   栄  岐阜市議会議員      野 村 容 子  岐阜市議会議員      松 尾 一 子 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...